2012年5月13日日曜日

一流大学合格と英検の関係

今日は一流大学合格と英検にどのような関係があるのか書いてみたいと思います。

小学校6年生になった時に、「これでわかる英文法中学1〜3年」(文英堂)を使って英語を始めれば,1年でこの問題集を終わらせることができるという話は、以前にもしました。つまり中学校に入る前に,中学校で習う文法事項を終わらせることができるということです。こうなれば、教科書の予習は自分でできるようになり、英検の問題集などに時間を割くことができるようになります。

「これでわかる英文法」は中学3年生で習う文法事項が、30項目に分かれています。この問題集を半分くらい終わらせることができれば、英検の5級(中学初級程度)に合格する可能性が高まり,全部終わらせることができれば、4級(中学中級程度)に合格する可能性が高まります。

「これでわかる英文法」は中学レベルの基礎を学ぶのに最適な問題集と言えますが,英検の3級(中学卒業程度)に合格するためには、熟語などを覚えなければいけないので、3級の問題集を使う必要があります。

長期的な視点で考えると、小学生のうちに英検の5級に受かるということは、大変意義のあることです。

もし小学生のうちに5級に受かれば,中学1年生で4級、2年生で3級、3年生で準2級(高校中級程度)合格というのが見えてきます。佐野市内の中学3年生で、準2級に受かる実力があれば、英語に関しては学年でトップクラスになると思います。これくらいの力があれば、高校入試の問題は簡単に感じるようになり、受験対策に焦る必要はありません。

もし中学生のうちに準2級に受かれば、高校1年生で2級(高校卒業程度)、2年生で準1級(大学中級程度)合格というのが見えてきます。3年生になったら、大学受験のための勉強に集中することができます。

今年の始め、大学受験生を2人教え、「英検の準1級に受かる実力があれば、ほぼ全ての大学の入試問題ができるはずだ」と感じました。

日本英語検定協会のHPによると、2011年度の英検準1級の合格者5767人のうち、1968人が高校生です。つまり34%が高校生ということになります。5767人のうち、93人は栃木県民です。93人のうち、何人が高校生かということは書いてありませんが、高校生の割合が34%だということを考えると,31人が高校生だと推測できます。つまり2011年度に栃木県内で英検の準1級に合格した高校生は、31人しかいなかったと推測できます。

栃木県内の上位10番以内に入る進学校であったとしても,英検の準1級に合格するのは各校に、2〜3人ではないかと思います。高校生で準1級に受かる実力があれば、英語に関して間違いなくトップクラスに入ることになります。こうなれば、十分一流大学を狙えるレベルです。