2015年5月30日土曜日

オーストラリア人とイギリス人を招待

昨晩はオーストラリア人3人とイギリス人1人を招待しました。この4人は全員クリケットに関係する仕事をしているので、会話の内容ももちろんクリケットに関することが多くありました。

我が家にオーストラリア人を3人も招待したのは初めてです。僕は若い頃、オーストラリアのメルボルンに2年住んでいたので、クリケットの普及のため、佐野に滞在しているオーストラリア人を招待することは、恩返しのようなものです。昨晩来た3人のうち2人はメルボルンの出身で、地元の話もできました。

オーストラリアは僕が初めて英語を習った国で、僕の英語はオーストラリアの影響を受けていることは間違いありません。毎朝オーストラリアの ABC Newsradio というニュース専門のラジオ局を聞いて、オーストラリア英語には慣れているはずですが、「今何て言ったんだろう」と感じることが多々ありました。「オーストラリアにもっと住んでいれば、もっと英語が理解できただろう」と思いました。要するに勉強不足だと反省です。

佐野には日本クリケット協会があるので、これからもオーストラリア人がたくさん佐野に来るはずです。オーストラリア人が佐野に来てくれるのは、大変嬉しいことです。英語に磨きをかけて、佐野に来るオーストラリア人の役に立ちたいと思います。


2015年5月28日木曜日

成績が平均的な子も通ってくる

我が家に通って来る中学生と高校生で、テストで高得点を取る生徒もいれば、平均的な点を取る生徒もいます。

塾の講師であれば、「成績が優秀な生徒を教えたい」とだれでも思うことだと思います。もちろん僕もそうです。しかし、現在は平均的な点を取る生徒でも、僕が教えたことで点が上がってくれば、やりがいを感じます。


2015年5月27日水曜日

友人の言った言葉

昨年の今頃と比べ、現在の状況はどうなのか気になり、昨年使っていた手帳を見ました。比べてみると、クラスが増え忙しくなったことは間違いありません。ただこの商売をしていると、どうしてもやめていく方がいるのはしょうがないことで、常に生徒を募集しなければならないという状況は変わりません。

信頼する医師の友人に、患者が来たり来なくなったりした時にどう感じるのか、聞いてみました。「自分は一生懸命やるだけで、それを信頼して来てくれる患者を大切にする」と答えてくれました。

この友人の言ったことが心に残りました。僕を信頼して毎週通ってくれる方がいるので、そのような方を大切にしたいと思います。






2015年5月24日日曜日

ランカスターから来る生徒受け入れ(5)

ランカスターからの生徒の受け入れは無事に終わり、そろそろ佐野市国際交流協会で反省会があると思います。

僕は英語講師ですが、我が家に来た女の子にはできるだけ日本語で接するように心がけました。「これを英語で言ったらどれだけ簡単に伝わるだろうか」とも思いましたが、手を動かすなりして伝えるようにしました。

今年佐野に来た中学生は、来日前に日本語の研修を受けてきたそうですが、我が家に来た女の子は、残念ながらあまり日本語を使おうという姿勢は感じられませんでした。

佐野市国際交流協会では受け入れ前、ホストファミリーを対象とした英会話講座(任意)を2回開催しました。僕も以前この講座の講師をつとめたことがあるのですが、常に違和感がありました。ランカスターで佐野の生徒を受け入れるホストファミリーが、日本語の講座を受けるわけではないのに、どうして佐野のホストファミリーは英会話の講座を受けるのでしょうか。

ホストファミリーのための英会話講座を開くより、「日本語が分からない人にどのように接するのか」という主旨の講座を開くべきです。このような講座があったら、僕も是非参加してみたかったと思います。

日本文化を体験するために、日本語の研修まで受けて来日する生徒に、英語で対応するのは失礼ではないかと今回思いました。ホストファミリーが英語で対応したら、生徒が日本語を学ぶ機会を奪っているようなものです。ランカスターには日本語を教えている中学校はないので、生徒がアメリカに戻ったら、日本語を使う機会はほとんどないと思います。日本語に接するのは一生に1週間だけかもしれません。今回来日した生徒の中で、もしかしたら将来日本語に目覚める生徒が出てくるかもしれません。もしそうなったら、僕も嬉しく思います。

送別会の際、日本語の歌を披露したランカスターの生徒がいましたが、ホストファミリーの判断は立派だと思います。

2015年5月23日土曜日

「・・でいい」と「・・がいい」は違う

今から20年以上前ですが、ある人から「『・・でいい』は否定的だから、『・・がいい』と言った方がいい」という話を聞いたことを思い出しました。

例えばレストランで行った時に、「コーヒーでいい」と言うのと「コーヒーがいい」と言うのとでは意味が違います。「コーヒーでいい」というのは否定的な響きがあり、注文をとる立場の人が聞いたら、あまり嬉しくないかもしれませんが、「コーヒーがいい」と聞けば嬉しくなります。

「・・でいい」ではなく、「・・がいい」という表現を積極的に使うようにしましょう。


2015年5月18日月曜日

ランカスターから来る生徒受け入れ(4)

皆さんのおけげで、我が家に滞在していた女の子は、今朝無事に成田空港へ向かいました。これでホストファミリーとしての仕事は終わりました。

お互いにとって楽しい一時になればいいと思っていましたが、そうはならず、残念の一言です。

2015年5月16日土曜日

英検の1級合格は、医師国家試験に受かるようなもの

皆さんが病気になり、大学病院で手術を受けるとします。「執刀するのは医師国家試験に受かったばかりの研修医」だと聞いたら、「はいそうですか」と快諾できるでしょうか。

英検の1級に合格することは、医師国家試験に合格するようなものだと思います。

日本英語検定協会のホームページを見ると、昨年度、英検の1級に合格したのは1732人と書いてあります。英語の学習者としては、1級に合格することは大きな目標だと思います。英検の2〜3級の合格者から見れば、「1級合格はすごい」となりますが、1級に受かったばかりでは、企業で翻訳や通訳をすることは不可能です。僕が企業の担当者だとしたら、1級に受かったばかりの人に、通訳や翻訳を安心してまかせることはできません。このレベルだと見習いです。

医師国家試験に合格した後、一人前の医師になるには、5年〜10年かかるのではないかと思います。英検の1級に合格するだけでは不十分で、その後、5年〜10年勉強して、役に立つ英語力を身につけるものだと思います。




ランカスターから来る生徒受け入れ(3)

今週の火曜日から我が家に滞在しているのは、ランカスターから来た14歳の女の子です。僕は当初ホストファミリーの申し込みをした時に、引率の教師希望でした。

本当は酒でも飲みながら、アメリカの教育・政治経済・日米関係など、議論してみたかったのです。「このような話をするために、自分は普段英字新聞を読んで勉強している」と言っても過言ではありません。残念ながら14歳の女の子とはこのような話ができません。



英単語を忘れることを、恐れてはいけない

先月英字新聞を Japan News (JN) に変えて以来、毎日1時間以上読むようにしています。知らない単語があれば赤線を引いて、コリンズコウビルド英英辞典・ジーニアス英和辞典・アルクの英辞郎を使って調べます。毎日JNを読んでいれば、前の日に調べた単語が出てくることもあります。一度調べたものを、その後何度か見れば、覚えやすくなります。

しかし僕も単語は忘れます。「これはこの間調べた単語だけど、どういう意味だったかな」と感じることは毎日です。

日々の生活の中で、嫌な体験をすることはありますが、どんなに辛いことがあっても、人間の脳は時間がたてば忘れるようにできているのです。基本的に人間は忘れる動物なのです。嫌なことを忘れなければ、生きていけないのです。

「忘れた単語は、また調べればいいや」というのが、僕の考えです。この方が英語の勉強は長続きすると思います。





2015年5月9日土曜日

ランカスターから来る生徒受け入れ(2)

佐野と姉妹都市の関係にあるアメリカのランカスター市(ペンシルバニア州)から、来週の火曜日に中学生と引率の教師18人が来日します。我が家では女の子を受け入れる予定です。

佐野市国際交流協会はホストファミリーのために、英会話教室を2回開催します。英会話教室を開催することは理解できますが、ランカスターから来る生徒は、日本の文化を体験するために来日するので、「日本語が分からない人にどのように話しかければいいのか」という主旨の講座を設けてほしいのです。このような教室があれば、是非参加してみたいと思います。

我が家の近所にアメリカ人の高校生が滞在しています。来日して1ヶ月以上がたち、だいぶ日本語がわかるようになったので、先日話した時は日本語で通しました。

来週来日する18人の中で、「栗原家に滞在した子が一番日本語を覚えた」と言われるように、僕はできるだけ日本語で接しようと思います。




海外旅行中、地元の新聞を読むか

3月の終わりから4月の始めにかけて、ニュージーランドに滞在中、毎日地元の新聞を買って読みました。ニュージーランドの新聞は、普段日本で読んでいる英字新聞より厚みがあり、広告もたくさん掲載されており、毎日読むのが楽しみでした。特に New Zealand Herald という新聞を読みました。

滞在中に買った新聞は全て日本に持ち帰り、サークルのメンバーなどに配りました。

滞在中は僕もニュージーランドのワインやビールを毎日飲みましたが、夕食の後は地元の新聞を読むのが楽しみでした。日本人で海外旅行中に、地元の英字新聞を買って読む人が一体何人いるでしょうか。地元の新聞を読めば、今どんなことが起きているのか、広告など、情報が掲載されています。地元の人と話をしたり、テレビでニュースを見たり、ラジオでニュースを聞いたりした時に、新聞を読んでいれば、「あのことだ」とピンと来ます。

地元の新聞を読めば広告を見て、「あしたはここへ行ってみよう」となるかもしれません。

海外旅行をして地元の人と会話ができれば、楽しいことは間違いありませんが、英字新聞をすらすら読める実力があれば、さらに海外旅行を楽しむことができます。実のある会話をするためには、読んで知識を入れる必要があります。会話力より読解力の方がはるかに重要なのです。