2011年12月28日水曜日

経費をあまりかけていません

自営業者とは言え、様々な経費がかかることは確かですが、授業料と経費に関して書いてみたいと思います。

私は以前ある住宅メーカーの工場見学会に参加したことがあります。佐野からその会社の工場へ行くのに観光バスを貸し切り、昼食も提供されましたが、参加費は無料でした。工場では火災や地震の実験などを見せていただき、いいものを作っているということはよくわかりました。このメーカーの平均的な坪単価は70万円と言われ、他のメーカーの人から、「坪70万は高すぎる」という話を聞きました。工場見学は大変有意義でしたが、70万円の内、営業経費にかける割合が高いだろうということは素人でもわかりました。

今月プライベートレッスンの問い合わせが4件ありました。その内、これまでに3人とすでに会って話をしました。話をした3人に共通して言えるのは、我が家での受講を希望されていることです。

我が家で90分のプライベートレッスンを受けた場合の料金は4000円で、1時間当たり2666円という計算になります。私には1歳と4歳の子どもがおり、35年の住宅ローンがあることを考えると、ある程度の授業料はいただきますが、以下の理由であまり経費がかからないので、授業料に上乗せする必要がありません。

1 他の従業員はいません。
私は自営業者で、この先従業員を雇う気は全くありません。

2 事務所を借りていません。
我が家で教える場合は、元々子ども部屋と考えていた部屋を使っています。

3 設備投資にあまりお金がかかりません。
英語講師として必要なものは、パソコン・ラジカセ・辞書・問題集などです。

4 宣伝にあまりお金をかけていません。
ちらしのコピー代・のぼりの製作費などはかかりました。

5 大手の学校の看板をしょっていません。
商標権にお金を払う必要がありません。

2011年12月13日火曜日

企業理念と不祥事


最近オリンパスと大王製紙の不祥事が明るみに出ました。

オリンパスは、「生活者として社会と融合し、価値観を共有しながら事業を通して新しい価値を提案し、人々の健康と幸せな生活を実現する」という理念を掲げています。

一方大王製紙は、「顧客に最も近く位置し、絶えず時代の要請を迅速・的確に捉え、着実で長期に安定した成長を持続するとともに、地球環境と調和した事業活動を展開し、株主・取引先・従業員・地域住民に信頼される総合製紙企業集団として、社会の生活・文化産業の発展に貢献します」という理念を掲げています。

このような立派な理念を掲げながら、過去の経営者が理念に基づき堅実な経営をしていたのなら、不祥事は起きなかったはずです。

「お客様の健康で快適な生活を実現する」という理念を掲げている大手のドラッグストアがあります。この会社の店舗では、健康食品とタバコを販売しています。この会社の理念とタバコを販売することは矛盾しているのではないかとこの会社に問い合わせたところ、担当者は「タバコががんの原因になることは承知しているが、顧客が必要としているものを販売する」と回答しました。

目先のことだけ考えれば、企業としてタバコを販売すれば、収益も増えるでしょう。しかし「タバコを吸って健康で快適な生活を実現したい」と考える人はいないはずです。

タバコを販売することは、法令違反ではありませんが、明らかにこの会社が掲げる理念に反しています。理念に反する行動をとると、どのようなことが起きるか、この会社の経営者は今回の不祥事から学ぶべきです。


2011年12月9日金曜日

親子で英検3級に合格

私が家庭教師として教えているKさん親子のことを書きたいと思います。

私がKさんのお宅にお邪魔するようになったのは、2010年の4月です。Kさんのお宅ではKYさん(お父さん)とKRさん(娘さん)が一緒に受講しています。KRさんは現在中学2年生で、KRさんが中学1年生になった時に教え始めました。

KRさんは小学生の時に「ノンノンKidsイングリッシュスクール」に通い始めたことがきっかけとなり、英語に興味を持つようになったようです。私が教え始めた時点で、英語の読み書きができたので、これまで順調に進んできました。

Kさんのお宅でも「これでわかる英文法 中学1〜3年」(文英堂)を使い始めましたが、最初の授業からKYさんも参加してくれました。これまで親子で勉強することにより、お互い励ましながら取り組んでいるように見えます。親子で共通の話題があるというのもいいことだと思います。

「これでわかる英文法」は1年ほどで終わり、「英検3級予想問題集」(旺文社)を使い始めました。現在もこの問題集を使って進めています。英検の3級は中学生向けなので、「これでわかる英文法」とだいぶ共通する問題が出ます。

Kさん親子は2011年度第2回の英検に挑戦し、2人とも3級に合格しました。私も講師としてやりがいを感じました。「これでわかる英文法」を使い始めて、約1年半後には3級に合格する力がついたことが証明されました。

2人そろって3級に受かったとは言え、3級の問題集を途中でやめるのではなく、最後までやるつもりです。この問題集が終わったら、準2級の問題集に入る予定です。「中学校を卒業するまでに準2級合格」という目標があります。「準2級に合格する力があれば、佐野市内の中学校で英語はトップクラスで、どこの高校入試の問題でも解けるはずだ」というのが私の持論です。

来年Kさん親子はそろって準2級に合格し、再来年KRさんは希望する高校に進学してくれるものと期待しています。

子どもに「英語を勉強しなさい」というより、親が子どもと一緒に英語を勉強することの方がずっと効果的だと思います。私が家庭教師として教える場合、ご家族が一緒に受けても、プライベートレッスンの料金をいただいています。親子で受講してみたいという方は、是非ご連絡ください。

2011年12月4日日曜日

小学校5〜6年生から英語

小学校5〜6年生から英語を始めることにどのような効果があるか書いてみたいと思います。

私は英語で歌ったり、踊ったりということはしないので、私が英語を教えられるのは小学校高学年からとしています。これくらいの子なら、「これでわかる英文法中学1〜3年」(文英堂)を使うことができます。

「これでわかる英文法」は全部で30項目あり、これをマスターすれば、中学レベルの文法事項を全てカバーすることになります。週1回90分の授業でも、1年でこの問題集を終わらせることができます。

現在栃女の2年生のKさんは、小学校6年生の時に家庭教師として英語を教え始めました。順調に進み、Kさんが中学校に入る前に、「これでわかる英文法」を終わらせることができたので、Kさんが中学生になってから、私が宿題の手伝いをする必要がありませんでした。その分英検の問題集に時間を割くことができました。Kさんが中学1年生の時には、英検の3級の問題集に取りかかっていたので、学校で習う内容は相当簡単だと感じたはずです。英検の3級に合格した後は、準2級の問題集に進み、準2級に合格しました。「中学を卒業するまでに英検の準2級合格」というのは、Kさんを教え始めた時からの目標だったので、これを達成することができました。これくらいの実力があれば、期末試験などでいい点を取ることができ、Kさんのお父さんによれば、Kさんが中学時代、女子では1番だったとのことです。

私がKさんに指導したのは英語だけですが、英検の準2級に合格する力があれば、栃女にも合格できる力があるということがよく分かりました。

Kさんを5年半教え、自分のやり方によくついてきてくれたと感謝しています。私を信頼してKさんを任せてくれたご両親にも感謝しています。


2011年11月29日火曜日

英語ができる子にするために

お子さんに英語ができるようになってほしいと願う母親はたくさんいるはずです。どのようにしたら、お子さんを英語好きにできるのか、書いてみたいと思います。

前回ブログに佐野商工会議所で2012年1月に始まる講座の案内を書きました。この講座では中学生用の問題集を使い、英文法の基礎を指導する予定です。私は何年も「これでわかる英文法 中学1〜3年」(文英堂)という問題集を使ってきました。

この問題集は中学生を対象に作ってある教材ですが、小学生から大人まで使えます。この問題集に書いてあることが使いこなせるようになれば、英語で自分の言いたいことが言えるようになり、メールを書く際にも役に立ちます。

1月に始まる講座にはどなたも参加できますが、主な対象者は子育て中の母親にしました。平日お子さんが幼稚園や小学校に通っている時間である午前10時から12時という設定にしました。

この講座では宿題を出す予定です。是非宿題はお子さんの見えるところでやってください。母親が英語を勉強している姿を見せれば、お子さんに「勉強しなさい」と言うよりずっと効果的だと思います。

「これでわかる英文法」に書いてあることがマスターできれば、中学生のお子さんに英語を教えることも可能です。私は小中学生も教えているので、矛盾したことを言うようですが、「英語はお母さんが教えるから、塾には行かなくてもいい」と言える母親が増えればいいと思います。

子ども相手の塾は市内にいくらでもあります。しかし大人向けの英文法の基礎クラスというのは、あまりないと思います。

英語が教えられるようになるということは、よく理解しているということです。教えられるようになって、力がついたと言えるのではないでしょうか。

母親のレベルが上がってくれば、英検の3級から準2級と上がっていくことも可能です。もし英検の準1級に受かる実力がつけば、お子さんが大学受験をするまで手伝ってあげることができます。

中学校の英語教師で準1級に受かる実力がある人は4人に1人で、高校の英語教師でも2人に1人だと言われています。これを考えると、もし準1級に受かれば、高校の英語教師と同等またはそれ以上の英語力をつけたことになります。

英語で書いてあるホームページがすらすら読めるようになったら、視野も広がります。そんな姿をお子さんが見たら、母親の株が上がることは間違いなしですね。


2011年11月16日水曜日

通訳の経験

私は4〜5年前までよく企業で通訳の仕事をしていました。この時の経験を書いてみたいと思います。

通訳者でも英語講師でも、英語を使うことは同じですが、大きな違いが2つあると思います。まず1番目はその場を仕切ることができるかどうかです。英語講師の場合、時間がくれば、「今日はこのへんで終わりにしましょう。お疲れさまでした」と言うことができますが、通訳者の場合はこうは言えません。会議が長引けば、最後までお付き合いしなければなりませんし、宴会にもお付き合いしなければならないこともありました。2番目に内容を理解しているかどうかです。英語講師の場合、内容は自分で決めることができ、予習もできます。もちろん自分が何を話しているのかもよく分かります。しかし通訳の場合、企業で話す内容は専門的なので、自分がよく理解しているとは限りません。極秘の資料は社外持ち出し禁止なので、専門的な内容であっても、事前にもらうことはできません。事前に通訳の内容の説明を聞きに行った時に、自分でメモをして予習することしかできません。

私は1998年に都内にある通訳者養成学校に通い始めました。この学校では通訳入門クラスから入り、その後会議・放送通訳というクラスに上がりました。このレベルのクラスになると、受講者でも英検の1級を持ち、実際に通訳として働いている人もいました。この学校では通訳の技能というより、英語の勉強の仕方を教えてもらい刺激になりました。

実際に企業で通訳をするようになって、どんなにレベルの高いクラスであっても、受講者の方が気が楽だということが分かりました。授業中に流されたものを聞き取れなければ、「分かりません」と言えばすみますが、実際の通訳の場面で、確かに分からないこともありますが、「分かりません」とは言わないようにしました。分からなければ聞き返すなり、担当者に説明を求めました。通訳という立場で企業に行って、「分かりません」を連発すると、通訳の依頼は来なくなるかもしれません。

学校で通訳の訓練を受ける場合と企業で通訳する場合の大きな違いは、緊張感だと思います。「自分の訳を待っている人がいて、早くしかも正しく伝えなくてはならない」というのがプレッシャーでした。特に金額の話が出てきた時は、「桁を間違えたら大変なことになる」と思いました。実際に自分が通訳をやっていたころ、「これだけの緊張感の中で英語を聞いたら、リスニング力がつくことは間違いない」と思いました。

私は授業で雑音が入っている教材も使います。工場だとうるさい機械が動いていても通訳しなければならないことがあります。「通訳しますから、機械のスイッチを切ってください」などど言えるはずがありません。日本語で話をしていて聞き取れないくらい音がうるさいのならしょうがありませんが、日本語が聞き取れるくらいなら、英語も聞き取れるはずです。教材に多少雑音が入っていたとしても、集中して聞けば聞き取れるレベルのものを、私は授業で使っています。

雑音がなくきれいな状態で録音されたものを教材として使っても、あまりリスニング力はつかないと思います。なぜインフルエンザの予防接種を受けるのか。ある程度ばい菌が入った教材を使った方が、リスニング力はつくのです。

通訳という立場で企業に行くと、機密情報も知ることになります。ある自動車会社で通訳をした時は、未発表の車を見ました。自動車に興味のある人が、自動車会社で通訳をやったら楽しいと思います。通訳をすると、一般の人は絶対に立ち入りできない場所にも入ります。最新の情報を耳にすることもあります。こう考えると、通訳の仕事は楽しいとも言えます。

通訳者を目指している方には申し訳ありませんが、通訳というのは格好いい仕事ではなく、地味な仕事です。通訳者が目立ってはいけないのです。1日8時間通訳をしたら、どれだけ疲れるか、やってみてください。でも日本にいながらにして、本当に英語力をつけたいのであれば、通訳者になって勉強を続けることが一番です。





2011年11月6日日曜日

受講者の感想

以前受講した方からのご感想をいただきました。

栃木女子高校 MKさん

家庭教師というのは、一人一人の希望にそってレッスンを進めることができるので、無駄な時間を過ごすということがありません。ちなみに私の場合は、問題集で基礎を固め、本場のラジオでリスニング力を高めています。栗原さんのレッスンを受けて本当によかったと感じています。

*MKさんは小学校6年生の時に指導を始め、中学へ入学する前に中学レベルの基礎の問題集を終わらせることができました。中学校へ入ると、英検の3級の問題集から準2級の問題集へと進みました。中学卒業前に準2級に合格し、栃女に入学しました。


お茶の水女子大学 RHさん

TOEICの短期特訓を受講しました。語彙・文法・リスニングなど細やかで分かりやすい解説で、940点取ることができました。この点数で就職活動も頑張りたいです。

*RHさんに指導したのはほんの数週間でしたが、元々実力があり、TOEICの問題集で余計な説明をする必要がなく、かなり早いスピードで進み、簡単に問題集を終わらせてしまったという印象です。まさか940点取るとは思っていなかったので、連絡があった時はこちらもびっくりしました。RHさんは英語を使う団体へ就職が決まったとのことです。

2011年11月3日木曜日

あまりお金をかけない英語勉強法(佐野市編)

私は栃木県佐野市に住んでいるので、佐野市立図書館にある Japan Times (JT) と TIME を使った勉強法をご紹介したいと思います。

図書館はだれでも無料で利用することができます。ただJTやTIMEに知らない単語があっても、赤線を引くことはできませんが、辞書を持って行けば、JTを読んで勉強することができます。

「毎日図書館へ行ってJTを読む暇はない」という方が大半だと思います。JTは借りることができませんが、TIMEは2週間借りることができます。TIMEは薄い週刊誌ですが、隅から隅まで読むと2時間はかかります。知らない単語を別紙にメモして調べたら、かなり有意義な勉強になると思います。毎週TIMEを全部読んで、知らない単語を全部調べたら、1年後には相当英語力がついているでしょう。

私は「TIMEを読んで知らない単語はない」と言えるレベルではありませんが、もしこう言えるようになれば、すごい英語力だと思います。

図書館を無料で利用できるのは、市民が税金を払っているからで、「税金を払っている分、図書館を利用しよう。利用しなかったら、税金の無駄」という貪欲な考えを持っていいと思います。

図書館にあるTIMEを見ると傷んだものがあるので、借りている方がいることが分かります。私は佐野市内でTIMEを読んでいる方は知りませんが、是非ご連絡ください。交流しましょう。

「TOEIC楽々勉強法」なんてなし

以前TOEICのクラスで、ある受講者から「楽に点を上げる方法はないか」ときかれ、「そんなのない」と答えました。

私はこの質問で今までの自分の努力が否定されたように感じました。私は決して楽をしてTOEICの点を上げたのではありません。現在の英語力を身につけるのに、何千・何万時間英語に費やしてきたか分かりません。楽な方法を探している人が、TOEICでいい点が取れるはずありません。勉強をせずに点が上がるほど、TOEICは甘くないのです。もしTOEICで楽にいい点が取れるのなら、いい点を取ってもあまり価値がないということになります。

TOEICを受けた時に、ABCDで迷うということは自信がないということです。これは時間の無駄とも言えます。例えばパート5の問題で、実力があれば見た瞬間に正解が分かります。TOEICで点を上げるためには、自信を持って印をつけられる問題を、どれだけ増やせるかです。なんとなくで選んでいたら、いつになっても点は上がりません。

TOEICでいい点を取りたいというのであれば、自分に合った勉強法を見つけ、毎日努力を続けるだけです。楽な方法なんてありません。

2011年10月31日月曜日

英会話がやりたい???

特に初級レベルの方から「文法はいいから会話がやりたい」という話をよく聞きます。

英語は話せた方が楽しく便利であることは間違いありません。しかし「会話がやりたい」という方に、「文法を知らなくて、どうやって文を組み立てるのか」、「1日何時間英語の勉強をしているのか」と問うことにしています。会話で自分が知らない単語を使えるはずがありません。自分が知っている単語をどうやって増やすかと言えば、調べて覚えるしかありません。そのためにもリーディングは不可欠です。「知っている単語を並べればいい」と考えていたら、いつになっても英語力はつきません。会話では身振り手振りでも通じることがありますが、文章を書かせたら、すぐに英語力がばれてしまいます。

英語は以下の順番で重要だと思います。
1   Reading
2   Listening
3   Writing
4   Speaking

1番と2番に関して、相手は必要ありません。やる気さえあれば、毎日いくらでもできます。今の時代インターネットがあれば、世界中の情報を簡単に入手できます。英語が読めるビジネスマンであれば、海外のライバル会社のHPや海外の新聞のHPにアクセスして、読むことができます。海外旅行をする前に、現地の情報を入手することもできます。

リスニング力があれば、現地に着いてすぐラジオやテレビで、情報を入手することができます。会話をする際、相手の言っていることが分からなかったら、イエスかノーすら言えず、会話は成り立ちません。

英語で実のある話をするためには、ある程度の知識と教養が必要です。相手が非常に有意義な話をしてくれても、それを理解するためのリスニング力と知識がなかったら、もったいないと言えます。

「会話がやりたい」という方に、「年に何回英語を話す必要があるか」ときくと、「ほとんどない」という答えが返ってきます。ビジネスマンでも海外出張をした時や海外からお客さんが来た時など、年に1〜2回という方もいるでしょう。しかしメールのやり取りとなるとどうでしょうか。今の時代、メールで簡単な文章が書ければ、毎日活用することができます。

英語は目的ではなく道具です。今の時代、パソコンが使えなくても生きていけますが、パソコンが使えればいろいろな情報を入手できます。英語もパソコンと同じです。自分が英語を話すより、英語は情報を入手するための道具と考えれば、便利な道具だと言えます。

メールや会話でしゃれた表現を使う必要はありません。自分の言いたいことが正しく相手に伝わる文章が作れれば、十分役に立つ英語力と言えます。どれだけペラペラ英語がしゃべれるかということは、あまり重要ではないのです。






あまりお金をかけない英語勉強法(上級編)

上級編でもThe Daily Yomiuri (DY)続けて読みましょう。これプラスAFNとNHKのラジオ講座を使いましょう。

まずはリーディングです。中級編ではDYの1〜3ページを読むことをお薦めしましたが、上級レベルを目指すのであれば、DYを毎日1時間かけて6ページは読むようにしてください。つまり1ページ10分の計算です。DYを6ページまで読むと、国内のニュースだけではなく、海外やビジネスのニュースも読むことになります。

例えば現在TOEICで700点台の方で上を目指すのであれば、ビジネス関係の用語は不可欠です。このレベルの方がDYを6ページ読むと、かなり知らない単語があるはずです。これは気にせずに勉強を続けてください。DYを6ページ読んで、知らない単語が100あったとします。毎日これを全部調べていったら、勉強が長続きしないでしょうから、この必要はありません。調べるのは1日20単語くらいでいいと思います。

初級編でも書きましたが、単語を調べる際はジーニアス英和辞典を使うといいと思います。ただ時事英語だと、どうしてもこの辞書だけでは間に合わないので、アルクの英辞郎もお薦めです。

次にリスニングです。AFNで流れている以下のニュース番組がお薦めです。
月曜日から金曜日の午後6時から7時まで  Morning Edition
火曜日から土曜日の午前5時から6時まで  All Things Considered (ATC)
私はATCを聞いていますが、録音して何度も同じものを聞くようにしています。車を運転中は集中して聞くことはできませんが、集中して聞く時間もあった方がいいと思います。「英語を聞き流すだけ」という教材がありますが、聞き流すだけで英語ができるようにはなりません。

AFNで流れるニュースを聞く時に、DYで世界のニュースのページを読んでおくと役に立ちます。

NHKのラジオ講座「実践ビジネス英語」もお薦めの教材です。これもAFN同様、録音して同じものを何度か聞くようにしています。

英語の勉強をすればするほど、まだまだ知らない単語が多いことを痛感すると思います。自分が目指す英語力を考えると、私も気が遠くなることがりますが、諦めずに続けています。

2011年10月30日日曜日

あまりお金をかけない英語勉強法(中級編)

ある程度文法の基礎をやったら、単語を増やすことを考えましょう。

中級レベルの方には、The Daily Yomiuri (DY) がお薦めです。DYは月額2965円です。これをインターネットで読むのではなく、紙の新聞を読んでください。日本語の新聞を読む習慣がない人が、英字新聞を読めるようにはならないので、必ず日本語の新聞も読んでください。

特にDYの1〜3ページは日本関係の記事が多く掲載されているので、読みやすいと思います。読売新聞に掲載されている記事が、英訳されてDYに掲載されることがあるので、予め日本語の新聞に目を通しておけば、DYも読みやすくなります。

私はDYを読みながら、知らない単語に赤線を引いて、辞書で意味を確認するようにしています。例えば、環太平洋経済連携協定(TPP)に関する記事は、この先しばらく毎日のように掲載されると思います。今日TPPという単語を調べて、Trans-Pacific Partnershipの略だと分かったとします。この単語は多分明日・明後日の新聞にも出てくるでしょうから、覚えやすいと思います。

DYの1〜3ページを全部読むというのではなく、自分の興味のある記事を読んだり、TPPに関する記事だけ毎日読むという方法でもいいと思います。

一度単語を調べただけで、全部覚えられるのなら苦労はありませんが、単語を覚えるためには、何度も同じものを目にすることだと思います。私は「人間は忘れるから生きていられる」という考えを持っています。忘れたらまた調べればいいのです。

夜7時のNHKのニュースは、英語で見ることもできます。DYの1〜3ページに出てくる単語は、NHKのニュースでも流れる可能性があります。DYを読んで知らない単語を調べておけば、NHKのニュースを見た時に役に立ちます。目から入ってきた単語が、耳からも入ってくれば、覚えやすいと思います。

私の中級の方へのアドバイスは、DYとNHKのニュースを組み合わせて、英語の勉強することです。この地道な作業をどれだけ続けられるかです。

2011年10月26日水曜日

あまりお金をかけない英語勉強法(初級編)

私は基礎を大切にする英語講師です。「文法はいいから、会話がやりたい」ということもよく聞きますが、文法を知らなかったら、文章を組み立てることができないはずです。あまりお金をかけずに英語の勉強を始める方法を解説します。

私が文法のクラスでよく使う教材は、「これでわかる英文法中学1〜3」(1260円)です。この問題集には中学レベルの文法事項が書かれており、文法の基礎からやりたい方には最適です。

この問題集と「ジーニアス英和辞典第4版」(3465円)も私のお薦めの辞書です。電子辞書を使う方が増えていますが、学習用としては紙の辞書をお薦めします。

最後のお薦めは、「NHKのラジオ講座」です。特に「基礎英語3」(380円/月)は、中学校で習う文法事項を扱っています。

「これでわかる英文法」は内容が30に分かれています。毎日1つ進めれば、1ヶ月で終わることになりますが、自分だけで進めていくのは大変だと思います。この問題集に書かれていることがもしマスターできれば、会話やメールでちょっとした英文を作る時に役に立ちます。

辞書は意味さえ分かればいいというものではありません。ジーニアスをお薦めする理由は、例文が豊富に載っていて、文型による使い方も分かるようになっているからです。辞書の使い方を指導するのも私の大切な仕事で、辞書が使いこなせるようになれば、1人で英語の勉強はできます。

基礎英語は聞くだけでは不十分で、録音して何度も同じものを聞いてください。聞いた後は、外国人講師と同じリズムで言えるようになるまで練習してください。

「これでわかる英文法」と「基礎英語3」でやる内容は共通しているので、両方を使って勉強すると効果的です。「基礎英語3」を1年間聞き続けて、しゃべる訓練もすれば、相当力がつくと思います。1年間テキストを買っても4560円です。

1万円あれば1年間有意義な英語の勉強ができると思います。

2011年10月19日水曜日

アメリカの新聞と日本の英字新聞

水曜日のサークルの方からアメリカからのお土産として、USA TODAY、THE ARIZONA REPUBLIC、LAS VEGAS REVIEW-JOURNAL を今日いただきました。インターネットで海外の新聞が読める時代ですが、海外の紙の新聞は手に入らないので、とても貴重なお土産になりました。

私は普段読売新聞と Daily Yomiuri (DY) を購読しています。たまに International Herald Tribune (IHT)を読むことはありますが、DYとIHTは全く異なる新聞です。DYには日本関係のページがありますが、IHTにはありません。DYにもビジネス関係の記事はありますが、IHTの方がより多くのページをビジネス関係の記事に割いています。全体的に使われる単語のレベルは、IHTの方がはるかに上です。

日本に住んでいるアメリカ人と英語で話をするのに、毎日DYを読んでいれば十分だと思います。DYでも毎日全部の記事を読んで、知らない単語を調べたら、かなりの時間がかかります。ただアメリカへ行って、アメリカ人と実のある話をしようと思うのであれば、DYだけでは不十分で、IHTも読む必要があると思います。

今日アメリカの新聞を手にしたのは久しぶりで、厚みに圧倒されました。アメリカ人でも全ての記事を読む人はあまりいないと思いますが、アメリカで実のある話をするためには、毎日あれくらいの厚みのある新聞を読む必要があると思います。アメリカの新聞と比べると、DYやIHTはかなり薄く見えます。

私も将来DYとIHTを毎日読んでみたいと思いますが、現在はDYを読むだけでも苦労しています。自分が期待する英語力を身につけるためには、相当時間がかかりそうです。

2011年10月13日木曜日

自宅で教えた場合の料金

私は数ヶ月前まで派遣専門の英語講師として働いていましたが、我が家(植上町)でも教えるようになりました。我が家で教える場合は、車を運転する手間がない分、料金を安く設定しています。

現在のところ我が家に通ってくるのは、小学生・中学生・高校生・大学生・社会人です。

子育て中のお母さんでも英語を勉強したいという方はいます。我が家にも1歳の女の子と4歳の男の子がおり、授業中おもちゃがある部屋で、お子さんを遊ばせておくこともできます。

在宅で教えた場合、料金は1回あたり以下の通りです。

  • 1時間半  4000円  (プライベート)
  • 1時間半  5000円 (グループ)
* グループレッスンの場合、この料金を人数で割ることになります。例えば1時間半のレッスンを2人で受けた場合は、お1人あたり2500円です。


2011年9月24日土曜日

佐野市内英語サークルのご案内

佐野市内で2つの英語サークルの講師をしています。

1 Enjoy English 

毎週水曜日の午後1:30から3:00まで、佐野市中央公民館で開かれるサークルで、リスニングとリーディングを交互にやっています。リスニングの教材としては、海外のラジオ局から録音したニュースやCMを使い、リーディングの教材としては、英字新聞の記事を使っています。中級レベルのクラスです。

2 Basic English(文法/会話)

金曜日の午前10:15から11:45まで、中央公民館で開かれるサークルです。

第1週目と第3週目は「高校これでわかる問題集英文法基礎」という問題集を使う文法のクラスです。

第2週目と第4週目は「PASSPORT 1」という問題集を使い,海外旅行で役に立つ表現を学ぶクラスです。

文法と会話のクラスに出る方もいれば、1クラスだけ出る方もいます。


各クラス幅広い年齢層の方がいます。見学ご希望の方は、事前にご連絡ください。

2011年9月23日金曜日

小学生から年配の方まで、通訳の経験もあるプロの英語講師が指導

初めまして。英語講師の栗原直樹と申します。

私はオーストラリアとニュージーランドに6年留学しました。帰国後1998年に英語を教え始め、これまで主に企業のTOEIC研修やサークルの講師、海外への同行通訳、精密機械の通訳などを経験してきました。英検1級とTOEIC970点を取得しました。栃木県佐野市生まれで、佐野市に永住します。旧大学入学検定試験(大検)の合格者です。

  • 小学校高学年生で中学校の英語に備えたい
  • 中学校・高校・大学で英語の成績を上げたい
  • 受験に備えたい
  • お子さんに英語が教えられるようになりたい
  • 英検で1級を取りたい
  • 気の合う仲間と英語のサークルを立ち上げたい
  • 老後の趣味として英語を始めたい
  • 留学したい
  • 英字新聞が読めるようになりたい
  • 生の英語が聞き取れるようになりたい
  • お子さんの塾の送迎時間を節約したい
  • 能力に合った教材やスピードで指導してほしい

このような方は是非ご連絡ください。

佐野市植上町1588−4
090−9320−6853