2015年8月30日日曜日

佐野にイギリスのクリケット選手が増えるかも

6月13日の下野新聞に以下の記事が掲載されました。

【佐野】市は9月18日から23日の6日間、岡部正英(おかべまさひで)市長を団長として、昨年に続き英国ロンドンに第2次訪問団を派遣する。現地で、1787年に創設された世界最古のクリケットクラブ「マリルボーン・クリケット・クラブ(MCC)」と友好交流協定を締結するのが大きな目的だ。岡部市長は「クリケットを通したまちづくりと今後の人的、経済交流の推進に大きな意義がある」と期待している。
 昨年9月、佐野ブランドキャラクター「さのまる」がロンドンでの「ジャパン祭り」に招かれ、市は副市長を団長とする訪英団を初めて派遣した。イベントではさのまるが人気を呼び、市をPRした。またMCCの本拠地で、クリケットの聖地と呼ばれるローズ・クリケット・グラウンドや国際クリケット評議会ヨーロッパ事務所なども訪れた。
 今回は、9月19日に行われる英国最大のクリケット大会「ロイヤル・ロンドン・ワン・デイ・カップ」決勝に岡部市長が招待され、2年連続の派遣を決めた。
 最大の目的は、クリケットのルールも統括するMCCとの友好交流協定の締結。市として自治体以外と協定を結ぶのは初で、MCCが海外の自治体などと締結するのも例がない。今後、指導者派遣や技術指導をはじめ、普及活動や大会運営のノウハウなど、国際的な視点でアドバイスを受けることができるようになるという。

僕は2009年と2014年にMCCの選手や関係者と接する機会があり、大変嬉しかったことを覚えています。これまでMCCが佐野に来るのは5年毎ということになりますが、佐野とMCCで協定が締結されれば、もっと頻繁に佐野に来てくれるのではないかと期待しています。その時のために、BBCなどを聴いて、もっとイギリス英語に耳を慣らさないと!






2015年8月29日土曜日

寝る前に読書

僕は夜、7時のニュースは見ますが、それ以降はテレビを見ません。その代わり、寝る前には読書をします。僕にとってはこの一時が非常に重要です。この時に読む本は、全て日本語です。英字新聞はもちろん英語の勉強のために読んでいるものですが、寝る前に読む本は興味のある内容が書かれているものです。

最近読んだ本は、ロイヤルゼリー、はちみつ、ギネス(ビール)、バングラデシュ、日韓併合、薬などに関するもので、英語を教える仕事とはあまり関係がない本です。

知識を広めるためには、新聞を読んだり、興味のある本を読むことが必要だと思います。


2015年8月28日金曜日

北中2年のIさん、ランカスターへ

7月から我が家に通っている北中の2年生のIさんがいます。Iさんを教え始め、字を丁寧に書いていることにすぐ気がつきました。話を聞いてみると、小学生の時に書道を習っていたそうです。これまで我が家に通って来た子で、字を丁寧に書く子は、必ず英語もできます。

Iさんはやる気があり、こちらとしてもやりがいを感じます。

積極的なIさんはランカスター市中学生派遣に応募しました。不安はあったでしょうが、選考会ではしっかりと受け答えができたようで、多数の応募者の中から、見事合格しました。Iさんは佐野市の代表として、10月にランカスターへ行くことになりました。

僕も3年前、同行通訳としてランカスターへ行ったので、Iさんから合格したという電話があった時は、本当に嬉しくなりました。

将来英語関係の職業に従事したいというIさんにとって、ランカスターへ行くことは、貴重な経験になると思います。英語が分からなくて、辛い思いをするかもしれません。でもそれでいいのです。帰国したら、悔しさをばねに英語の勉強をすればいいのです。

「かわいい子には旅をさせろ」といいます。Iさんのご両親はきっと心配されていることと思いますが、行かせると決断されたご両親に、僕は敬意を表します。

Iさんにはランカスターで楽しく有意義な一時を過ごしてきてほしいと思います。

2015年8月27日木曜日

僕が話せるのは2カ国語だけ

世界には何千語あるかは知りませんが、僕ができるのは日本語と英語の2カ国語だけです。英語圏の国であれば、旅行をした時、確かに英語ができれば便利です。しかし今年中国南方航空の飛行機に乗った時、「中国語もできれば、世界中の華僑と話をするのに便利だろう」と思いました。僕は英語だけで、まだまだあっぷあっぷの状態なので、他の言語に手を出す余裕はありませんが、3カ国語できる人は尊敬します。3カ国語できれば、きっと視野が広がるはずです。


2015年8月25日火曜日

英会話ができるようになりたい人も英検1級を目指すべき

「会話さえできれば、文法はどうでもいい」というのは大きな間違いです。このような考えを持った人の英語はめちゃめちゃなはずです。もちろん文章を書かせたら、めちゃめちゃでしょう。

英検の1級に合格するくらいの実力がないと、身のある話は英語でできません。Where did you go yesterday? (昨日どこへ行ったの?)こんな簡単な会話でいいのなら、中学レベルの力があれば十分です。しかし例えばアメリカ人とこんな話をしたらどうかです。It has been 70 years since the US dropped the atomic bombs in Hiroshima and Nagasaki. What would people in the US think about the bombings? (アメリカが広島と長崎に原爆を投下して70年になります。アメリカの人たちは原爆投下に関してどのように思っているのでしょうか)歴史や日本に興味があるアメリカ人にこの質問をしたら、いろいろな答えが返ってくると思います。中学レベルの英語力しか持っていなかったら、単語力やリスニング力の観点から、このような内容を英語で理解することは不可能です。ある人が5分この内容に関して英語で話したものを、「全部分かりました」と言えるレベルの人は、かなりの英語力がある人です。これくらいの英語力があれば、英検の1級に合格してもいいくらいです。

「英語で身のある話ができるようになりたい」と思うのであれば、まずは英検の1級に合格することを考えるべきです。その後、会話に磨きをかけたいというのであれば、ドラマや映画などをみて、会話で使われる表現を覚えるのがいいと思います。読む力をつけたいというのであれば、英字新聞や本をばんばん読むのがいいと思います。


2015年8月20日木曜日

ニューヨークやロンドンに住んでいる日本人より英語ができるように

今の時代、インターネットがあれば、WCBS(ニューヨークのラジオ局)やBBC 5 LIve(イギリスのラジオ局)など、ニューヨークやロンドンで流れているものと同じものが、24時間無料で、自宅にいながらにして聞くことができます。

New York news や London news と検索すれば、無料で読めるものはいくらでもあります。

ニューヨークやロンドンに長く住んでいても、ほとんど英語ができない人はいます。英語圏の国に住んでいても、英語に接する機会がなかったら、英語ができるようになるはずはありません。海外の大都市であれば、かなり日本人が住んでいるので、英語をあまり使わなくても生活はできるのです。

ニューヨークやロンドンに何年も住んだ人が全て、英検の1級に合格するわけでもなく、Toeicで900点が取れるわけでもありません。

今の時代、やる気さえあれば、あまりお金をかけなくても、リスニング力やリーディング力は、日本にいながらにしていくらでも鍛えることができるのです。「ニューヨークやロンドンに住んでいる日本人より英語ができるようになる」という気持ちで普段から勉強していれば、相当英語ができるようになるはずです。





2015年8月16日日曜日

終戦記念日にアメリカ人を招待

昨日は終戦記念日でした。終戦記念日に合わせたわけではなく、連休中の土曜日で都合がよかったので、日本人とアメリカ人の友人を招待しました。招待したアメリカ人は2人で、佐野と姉妹都市の関係にあるペンシルバニア州ランカスターからATL(外国語指導助手)として派遣されました。

僕がニュージーランドの大学で勉強していた時、専攻が政治だったので、広島と長崎での原爆投下に関する論文を書いたことがあります。東京大空襲や原爆投下など、日本人としてアメリカに対する感情はありますが、昨日はもちろん政治的な話をするつもりはなく、楽しい一時でした。

僕は佐野市民として、招待した2人はランカスター市民としての草の根交流です。しかし70年前では、個人の家にアメリカ人を招待するということは考えられなかったと思います。この70年でだいぶ時代が変わったと感じました。これからも日米の草の根交流が増えることを願います。




2015年8月12日水曜日

どうして海外の大学に留学しないのか

最近新聞を読むと、英語教育に力を入れている大学の広告を目にします。英語教育に力を入れていることを訴えて、優秀な生徒を集めたい気持ちは分かりますが、本当に英語力をつけたいと思うのなら、英語圏の国の大学を目指すべきです。

僕が学んだニュージーランドのワイカト大学では、英語の勉強というより、どんな科目をとっても授業は英語で行われました。日本の高校を卒業したばかりの生徒が、いきなり海外の大学で学ぶことは不可能だと思います。日本の高校を卒業した後は、準備コースをとるなどして、大学に入学するために数年かかります。

授業は英語、図書館にある本の99%は英語、学生寮の友達と話すのも英語、論文を書くのも英語、テレビを見ても英語、ラジオを聞いても英語です。日本語を話すのは日本人の友達と話す時だけで、漢字だけではなく、ひらがなさえ忘れました。

英語圏の国の大学を卒業すれば、英語力もつくので、一石二鳥です。ニュージーランドなどの大学へ留学する日本人が増えることを望みます。


2015年8月9日日曜日

「先生」と呼ばれることを嫌った経済学者の青木昌彦氏

理論経済学者で米スタンフォード大学名誉教授の青木昌彦氏が、先月カリフォルニア州の病院で亡くなりました。青木氏は東大経済学部卒で、ハーバード大助教授、京大経済学部教授などを経て、スタンフォード大教授に就任しました。一時は日本人でノーベル経済学賞に最も近い経済学者と言われました。

7月18日の読売新聞には青木氏に関して、以下のように書いてあります。

京都大やスタンフォード大の教授を歴任し、すでに世界的な権威として知られていたが、経済産業研究所では「名前を呼ぶときは、お互い先生ではなく、『さん』にしましょう」と呼びかけ、若い研究者やスタッフと気さくに議論していたという。

僕はこれを読んで、これこそ本当の学者の姿だと思いました。「先生と呼びなさい」と愚かな教育をしている教師に、是非これを読んで見習ってほしいと思います。