2013年7月7日日曜日

自分の英語力はまだ10分の1

私が英語講師になったのは1998年ですから、15年英語を教えていることになります。

先月TIMEを読む重要性に気づき,読み始めたものの、まだまだ知らない単語が多いと痛感します。「この15年間、自分は何をしていたんだろう」と感じます。

The Japan Times や TIME を読んで、1ページあたり平均で知らない単語が1つになることが目標ですが、この目標を考えると、気が遠くなります。あと何万時間英語を勉強しなければいけないのか分かりません。もしかしたら、一生達成できないのかもしれません。

自分の現在の英語力と身につけたい英語力を考えると,自分の現在の英語力はまだ10分の1ではないかと感じます。

TIME関係の書籍

先月TIMEを読み始めたので、TIMEに関する本を何冊か読みました。

なぜTIMEが読めないのか    (小学館)    松本道弘
「タイム」を読んで英語名人   (講談社α新書)  松本道弘
辞書なしでタイムを読む    (朝日出版社)   松本道弘
TIMEを読むための10のステップ(研究者ブックス) 薬袋善郎

直接TIMEに関係はありませんが、以下の本も読みました。

速読の英語                 (プレジデント社)松本道弘
ミスター同時通訳の「私も英語が話せなかった」(講談社α文庫) 村松増美
英語で話すポイント             (岩波新書)   小松達也

松本道弘氏はTIMEに関する本を多数執筆しており、TIMEを読んでみて松本氏がTIMEを推薦するかがわかります。
 

2013年7月6日土曜日

海外旅行者向け英会話サークル

毎月第2と第4金曜日の午前10:15から11:45まで、佐野中央公民館で英会話のサークルがあります。

このクラスでは Passport 1 という海外旅行者向けの教材を使っています。

初心者でも大歓迎です。見学ご希望の方は事前にご連絡ください。


2013年7月3日水曜日

不登校のT君、英検5級合格

私は昨年の4月、T君が中学3年生の時に英語を教え始めました。T君は理由があって、小学校4年生の時から学校に通っていないとのことです。

T君とはABCの書き方や単語の練習ができる問題集・中学1年生の教科書・教科書に付随した問題集を使ってレッスンを始めました。幸いT君は英語に興味を持つようになり、単語の問題集はすぐに終わりました。1年生の教科書は今年の4月に終わり、現在は2年生の内容を教えています。

私は中学校の教科書や問題集を使い,T君が中学校で習うはずだった内容を教えています。T君を教えていて,「もし中学校へ通っていたとしたら、きっと英語はいい成績が取れたはずだ」と感じます。

T君にあまりプレッシャーはかけたくありませんでしたが、「1年生の教科書が終われば、英検の5級に受かるはずだ」と思い,受験を勧めました。私はT君が英検を受けに行っただけでも立派だと思いますが、T君は6月に50点満点中42点で、英検の5級に合格しました。今回の合格をきっかけとして、来年は4級合格が目標です。

私が教えられるのは英語だけですが、将来T君が英語だけでも自信を持ってくれれば励みになると思います。もしT君が将来英検の準1級に合格したら、英語を教えて生活してもいいくらいのレベルです。

私自身、中学校には半分くらいしか通っていませんし、高校生になったこともありません。T君が学校へ行くかどうかは本人が決めることで、私の仕事はT君が学校へ行くように仕向けることではなく、「英語を通して自信をつけてもらうこと」です。将来T君が自立できるようになれば、きっとご両親も喜んでくれるはずです。

私は自分が不登校であったことを誇りに思うわけではなく、他の人に奨励するわけでもありませんが、中学時代不登校であった人間が、今は英語講師として生活しています。「不登校でも英語の勉強をしてみたい」という子がいれば、是非教えてみたいと思います。個別レッスンのため、他の子と一緒になることはありませんし、現在の英語のレベルも関係ありません。「英語をやってみたい」という気持ちさえあればいいのです。

もしかしたら不登校の子や保護者がこのブログを読んでくれるかもしれません。T君のお母さんの感想です。

「栗原さんは息子の気持ちをよく理解して、みてくださるので、毎回安心して送り出すことができます。」