今月20日から26日まで、引率者4人、中学生10人(男子2人、女子8人)、総勢14人で、ニュージーランドのファンガレイ市を訪問しました。僕は主に津布久団長(教育長)の通訳をしました。滞在期間中、生徒はファンガレイ男子校とファンガレイ女子校にわかれ通学しました。今年の5月にも視察で両校を訪問したので、僕にとっては2回目の訪問でした。
22日に女子校を訪れ、留学生の責任者の女性が校内を案内してくれた際、通訳をしました。同じ日に男子校を訪問した際は、この学校の留学生の担当者の女性が校内を案内してくれ通訳しました。男子校の担当者は、イギリスのヨークシャーの出身で、普段BBCを聞いていることが役に立ったと感じました。
23日にはファンガレイのビンス市長を訪問し、通訳しました。5月に訪問した際に持って行った天明鋳物の風鈴が飾ってあり、感激しました。午後にはコブハム・オーバルというクリケットのグラウンドを見学した際、ノースランドクリケット協会の担当者が案内してくれ、通訳をしました。
23日、30年前ワイカト大学で知り合った友達を訪問しました。この友達とは大学の学生寮が同じで、部屋が隣りでした。ネイピアにある彼の実家を訪れ、泊めてもらったこともあります。彼は現在、ファンガレイにある法律事務所に勤め、主に犯罪を犯した人のための弁護士として活動しているそうです。
24日に女子校を訪れ、ソニア校長との意見交換の際、通訳しました。この日、男子校のカレン校長との通訳もしました。カレン校長は今年の4月に佐野を訪れた際、金子市長と面会した時も通訳したので、5月の視察の時と合わせ、僕にとってカレン校長に会うのは3回目でした。
24日、市役所の担当者に案内してもらいマルスミという日系企業の訪問もしました。マルスミとは紙の原料となる木材を日本へ輸出している会社です。
25日の朝、女子校と男子校を出発し、オークランドに向かいました。オークランドでは博物館などの見学をしました。
26日の朝、オークランドのホテルを出発し、この日の夜10時過ぎ、全員無事に佐野へ戻って来ました。
ファンガレイのビンス市長、男子校のカレン校長、女子校のソニア校長から、今後も佐野との交流を続けていきたいとの話があったので、益々関係が発展すると思います。
渡航前、10人の生徒にはニュージーランドで楽しく有意義な一時を過ごしてもらい、無事に佐野に帰って来ることが、僕の唯一の願いでした。
今回一緒に行った生徒で、「次は長期でニュージーランドに留学したい」という生徒が出てくれば嬉しいことです。
佐野市の中学生派遣事業で、アメリカへの同行通訳が2回、オーストラリアが3回、そして今回、僕にとっては6回目でした。津布久団長をはじめ、みなさんのご協力があってこそ実現できたことで、心から感謝しています。