2017年2月5日日曜日

僕は通訳の落ちこぼれだった

僕は1997年に帰国してから、通訳になろうと思い、都内の通訳学校に2年通いました。この学校では、「通訳・翻訳基礎コース」から「会議・放送通訳コース」に上がりました。この学校では後に講師として勤務しました。

この学校に通ったおかげで、企業で同時通訳ができるまでになり、10年ほど前までは、企業でよく通訳をしていました。通訳としては製薬・自動車・半導体など、様々な企業で通訳をする機会がありました。しかし精密機械の複雑な内部構造など、素人には訳の分からない内容の通訳をするのは苦痛でした。ある自動車会社では通訳の先輩に迷惑をかけ、別の企業では、印籠を渡された気がしました。「自分はやはり通訳には向いていないんだ」と思い、それ以来、企業の通訳はほとんどやっていません。

僕のフェイスブックには何10年も通訳としての経験がある人が3人います。僕も企業で何年か通訳をやっていただけに、企業で通訳をすることがどれだけ大変か分かります。何10年も通訳をしている先輩の英語力と10年も企業で通訳をしていない僕の英語力は、比べものにもなりません。

数年でも企業での通訳は勉強になったことは間違いありません。僕が今でも企業で通訳をしていたら、10年以上の経験があり、かなりの英語力がついていたと思いますが、ここ数年は我が家に英語を習いに来る方が増え、英語講師としてのやりがいを感じます。


0 件のコメント:

コメントを投稿