2013年4月15日月曜日

佐野市議会議員に告ぐ

私は昨日行われた佐野市議会議員選挙を棄権しました。選挙戦に呆れたからです。

今回の投票率は56.57%で、前回の63.15%を6.58ポイント下回ったことを、議員はどう思うでしょうか。私のように呆れた市民が増えたことも理由なのかもしれません。

私は今朝以下のような主旨のメールを佐野市選挙管理委員会に送りました。

期間中、選挙カーが押し寄せ、「市議会議員候補者の◯◯です。よろしくお願いします」と連呼していました。

こんなことをやってどんな効果があるのか、疑問に感じました。政策も言わず,名前を連呼する候補者に、投票する気にはなれませんでした。小さな子供を持つ親にとって、子供が昼寝をしている時にうるさい選挙カーがまわってきたら、非常に迷惑です。「住みよい町作り」というのは、どの候補者も訴えていたことだと思いますが,逆行することを行っていたことになります。

住民の迷惑を考えず、自分の名前さえ覚えてもらえればいいという考え方の候補者が、立派な議員になるはずがありません。佐野市議会にはこんな議員がたくさんいるのかと思うと,悲しくなります。

私が候補者だとしたら、選挙カーで名前を連呼することはせず、近くの町内を1軒1軒まわり、意見交換会のちらしを配ります。このちらしにはこう書くと思います。「◯月◯日の◯時に◯◯公民館で意見交換会を行います。前半の30分は私の意見を聞いていただき、後半の30分は皆さんの要望を聞かせてください」。

以前参加した候補者の講演会では、候補者の意見を聞くばかりで、住民が要望を言う時間はありませんでした。「次の講演会へ行く予定があるから、住民の要望を聞いているひまはない」ということでは、集まった人に失礼で,候補者として失格です。市議会議員の仕事は住民の意見を吸い上げて市政に生かすことです。意見交換会は住民の意見を吸い上げるいい機会です。

先週郵便受けに個人演説会のお知らせが入っていましたが、名前が書いてありませんでした。支持を訴えたいのに、名前が書いていないのはおかしいと思いました。残念ながらこの候補者の講演会でも、住民が要望を述べる時間が設定されていなかったので、最後に手を挙げて、私の考えを述べました。

住民に支持してほしいと思うのであれば、選挙カーで名前を連呼することは止めて、住民の意見を真摯に聞く態度を見せるべきです。この方がはるかに効果的だということを、候補者は悟るべきです。「選挙カーを乗り回すひまがあるなら、1人でも多くの住民の意見を聞きなさい」と言いたいと思います。次回は静かな選挙であることを願います。

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