2014年7月16日水曜日

ただで聞けるものこそ、本当のリスニング教材

我が家では最近朝、Radio New Zealand、ABC Newsradio(オーストラリア)、WCBS(ニューヨーク)というラジオ局を聞いています。日本の状況を知るために、7時〜7時半はNHKのニュースをラジオで聞いています。

英語の初心者には基礎英語など、テキストがあるものをおすすめします。基礎英語のテキストなら432円/月です。432円/月の教材でも、1年間徹底的に聞けば、力がつくことは間違いありません。1年買っても5184円です。決して高額な教材は必要ありません。

「聞き流すだけで英語ができるようになる」などという教材には、絶対に騙されないでください。「聞くだけで英語ができるになる」ことはありえません。

基礎英語はお薦めしますが、他にも英語の教材はいくらでもあります。「雑音が入っていないのがいい教材」と考える方がいるかもしれませんが、あまりきれいな状態で録音された教材はお薦めしません。観光地で英語を話すことを考えてみてください。周りはワイワイガヤガヤうるさいはずです。ある程度うるさくても英語が聞き取れる能力を普段から養成する必要があります。私が以前企業で通訳をしていた時は、「機械の音がうるさいから通訳できません」などという言い訳が通用するはずありません。

インターネットにつながっていれば、24時間ただで海外のラジオ局を聞くことができます。その中でもBBC 5 Live、ABC Newsradio、WCBSなどのニュース専門のラジオ局がお薦めです。

聞かないより聞いた方がもちろんいいのですが、聞き流すだけではいつになっても聞き取れるようにはなりません。聞き取るためには、普段から英字新聞などを読んで、時事問題に出て来る単語を把握しておく必要があります。聞き取るためには、努力が必要です。だから僕は「聞き流すだけで英語ができるようになる」という教材は、信用できないのです。

ABC NewsradioやWCBSなどのラジオ局は、日本人の英語学習者向けに流れているものではなく、地元の人向けに流れています。地元の人が聞き取れるレベルの英語でいいので、手加減をする必要がないのです

「日本人の英語学習者が、海外のラジオ局を聞き取る必要はない」と考えることもできますが、日本人向けの英語教材がいくら聞き取れても何の自慢にもなりません。海外のラジオ局で流れる英語が聞き取れてこそ、本当のリスニング力です。

もし僕が来月ニューヨークへ行くとしたら、毎日徹底的にWCBSを聞きます。これが本当のニューヨークの英語だからです。現地の人の言っていることが理解できた方が、絶対に楽しい旅行になるはずです。










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