2014年12月6日土曜日

栃木県の英語教員の実力は全国平均以下

昨日ある方に興味深い記事をいただきました。11月20日の朝日新聞にはこう書いてあります。

『英語力持つ先生 目標以下
英検準1級やTOEIC730点以上

国の目標 高校75% 実際は 53%
     中学50%     28%

「英検準1級以上」などの力を持つ英語の先生の割合は、公立高校で53%、公立中学校では28%だったことが文部科学省の調査でわかった。国が掲げる「高校75%、中学50%」の目標には及ばず、文科省は検定試験を受験するよう呼びかけている。』

「求められる英語力」を持つ教員の割合で、栃木県の高校教員は52%、中学教員は25%でした。つまり栃木県内の高校と中学の教員の実力は全国平均を下回ったことになります。

栃木県内のある中学校に英語の教師が4人いたとしたら、そのうちの1人しか「求められる英語力」を持っていないことになります。

どこかのレストランへ行った時に、調理師免許証が飾ってあったとしても、不思議に感じる人はいないと思います。中学や高校の教師が「英検で何級を持っているのか、TOEICで何点持っているのか」ということは、業務に関係していることなので、本来は公表すべきことです。生徒に英検の受験を奨励するのなら尚更です。

私がTOEIC講座を担当している企業では、昇進のため、英語を業務で全く使わなくても、TOEICで470点とる必要があります。

英検の2級は高卒程度ですから、英語教師を名乗るのであれば、「英検の準1級やTOEICで730点」を持っていて当たり前です。

中学校や高校の保護者は、英語教師に「英検の何級を持っていますか」・「TOEICで何点取っていますか」と積極的にきくべきです。そこで堂々と答えることができるかどうかで、その教師の実力が分かります。

栃木県教育委員会は「求められる英語力」を持っていない教員に対して、「1年以内に達成するように」と通達を出してもいいと思います。

「栃木県内の公立高校や中学に勤める英語の教員は全て、英検の1級か準1級の合格者で、TOEICで730点以上の実力を持っていますから、安心してお子さんの英語教育はおまかせください」と栃木県教育委員会が言えるようになってほしいと思います。














0 件のコメント:

コメントを投稿