2015年11月12日木曜日

進路を決めるのは英検の1級に合格してから

英検の1級合格は、医師国家試験に受かるようなもの」というタイトルで、以前ブログに書きました。この例えに関係していることで、今日気がついたことがあります。

例えば、外科医になりたいと思っても、医師国家試験に合格できなければ、外科医になることはできません。要するに、外科医になるにしろ、内科医になるにしろ、まずは医師国家試験に合格しなければならないのです。

「会話ができるようになりたい」、「通訳になりたい」、「ビジネス英語ができるようになりたい」、「映画が字幕なしで理解できるようになりたい」、などなど英語を勉強する理由は様々で、目標を持つことは大切です。

高校受験や大学受験のための英語というのではなく、この先長く英語を勉強していく方に、まずは英検の1級に合格する実力をつけることをおすすめします。「会話さえできれば、文章は読めなくてもいい」と考えるのは大間違いです。1級に合格するためには、文法力・語彙力・長文読解力・リスニング力・会話力など、総合的な英語の能力が必要です。

いずれの道に進むにしろ、英検の1級に合格してから進路は決めるべきです。
「会話ができるようなりたい」→ドラマや映画を見て、会話表現を覚える
「通訳になりたい」→通訳学校に通う*1
「ビジネス英語ができるようになりたい」→毎日Wall Street Journal や Financial Times を徹底                    的に読む*2
「映画が字幕なしで理解できるようになりたい」→好きな映画を何度も見て、会話のス                        ピードに慣れ、表現を覚える

*1 僕が通っていた通訳学校では、生徒が英検の1級を持っていました。
*2 英検の1級に合格する力のない人が、WSJをFTの定期購読してもお金の無駄です。

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