2015年5月23日土曜日

「・・でいい」と「・・がいい」は違う

今から20年以上前ですが、ある人から「『・・でいい』は否定的だから、『・・がいい』と言った方がいい」という話を聞いたことを思い出しました。

例えばレストランで行った時に、「コーヒーでいい」と言うのと「コーヒーがいい」と言うのとでは意味が違います。「コーヒーでいい」というのは否定的な響きがあり、注文をとる立場の人が聞いたら、あまり嬉しくないかもしれませんが、「コーヒーがいい」と聞けば嬉しくなります。

「・・でいい」ではなく、「・・がいい」という表現を積極的に使うようにしましょう。


2015年5月18日月曜日

ランカスターから来る生徒受け入れ(4)

皆さんのおけげで、我が家に滞在していた女の子は、今朝無事に成田空港へ向かいました。これでホストファミリーとしての仕事は終わりました。

お互いにとって楽しい一時になればいいと思っていましたが、そうはならず、残念の一言です。

2015年5月16日土曜日

英検の1級合格は、医師国家試験に受かるようなもの

皆さんが病気になり、大学病院で手術を受けるとします。「執刀するのは医師国家試験に受かったばかりの研修医」だと聞いたら、「はいそうですか」と快諾できるでしょうか。

英検の1級に合格することは、医師国家試験に合格するようなものだと思います。

日本英語検定協会のホームページを見ると、昨年度、英検の1級に合格したのは1732人と書いてあります。英語の学習者としては、1級に合格することは大きな目標だと思います。英検の2〜3級の合格者から見れば、「1級合格はすごい」となりますが、1級に受かったばかりでは、企業で翻訳や通訳をすることは不可能です。僕が企業の担当者だとしたら、1級に受かったばかりの人に、通訳や翻訳を安心してまかせることはできません。このレベルだと見習いです。

医師国家試験に合格した後、一人前の医師になるには、5年〜10年かかるのではないかと思います。英検の1級に合格するだけでは不十分で、その後、5年〜10年勉強して、役に立つ英語力を身につけるものだと思います。




ランカスターから来る生徒受け入れ(3)

今週の火曜日から我が家に滞在しているのは、ランカスターから来た14歳の女の子です。僕は当初ホストファミリーの申し込みをした時に、引率の教師希望でした。

本当は酒でも飲みながら、アメリカの教育・政治経済・日米関係など、議論してみたかったのです。「このような話をするために、自分は普段英字新聞を読んで勉強している」と言っても過言ではありません。残念ながら14歳の女の子とはこのような話ができません。



英単語を忘れることを、恐れてはいけない

先月英字新聞を Japan News (JN) に変えて以来、毎日1時間以上読むようにしています。知らない単語があれば赤線を引いて、コリンズコウビルド英英辞典・ジーニアス英和辞典・アルクの英辞郎を使って調べます。毎日JNを読んでいれば、前の日に調べた単語が出てくることもあります。一度調べたものを、その後何度か見れば、覚えやすくなります。

しかし僕も単語は忘れます。「これはこの間調べた単語だけど、どういう意味だったかな」と感じることは毎日です。

日々の生活の中で、嫌な体験をすることはありますが、どんなに辛いことがあっても、人間の脳は時間がたてば忘れるようにできているのです。基本的に人間は忘れる動物なのです。嫌なことを忘れなければ、生きていけないのです。

「忘れた単語は、また調べればいいや」というのが、僕の考えです。この方が英語の勉強は長続きすると思います。





2015年5月9日土曜日

ランカスターから来る生徒受け入れ(2)

佐野と姉妹都市の関係にあるアメリカのランカスター市(ペンシルバニア州)から、来週の火曜日に中学生と引率の教師18人が来日します。我が家では女の子を受け入れる予定です。

佐野市国際交流協会はホストファミリーのために、英会話教室を2回開催します。英会話教室を開催することは理解できますが、ランカスターから来る生徒は、日本の文化を体験するために来日するので、「日本語が分からない人にどのように話しかければいいのか」という主旨の講座を設けてほしいのです。このような教室があれば、是非参加してみたいと思います。

我が家の近所にアメリカ人の高校生が滞在しています。来日して1ヶ月以上がたち、だいぶ日本語がわかるようになったので、先日話した時は日本語で通しました。

来週来日する18人の中で、「栗原家に滞在した子が一番日本語を覚えた」と言われるように、僕はできるだけ日本語で接しようと思います。




海外旅行中、地元の新聞を読むか

3月の終わりから4月の始めにかけて、ニュージーランドに滞在中、毎日地元の新聞を買って読みました。ニュージーランドの新聞は、普段日本で読んでいる英字新聞より厚みがあり、広告もたくさん掲載されており、毎日読むのが楽しみでした。特に New Zealand Herald という新聞を読みました。

滞在中に買った新聞は全て日本に持ち帰り、サークルのメンバーなどに配りました。

滞在中は僕もニュージーランドのワインやビールを毎日飲みましたが、夕食の後は地元の新聞を読むのが楽しみでした。日本人で海外旅行中に、地元の英字新聞を買って読む人が一体何人いるでしょうか。地元の新聞を読めば、今どんなことが起きているのか、広告など、情報が掲載されています。地元の人と話をしたり、テレビでニュースを見たり、ラジオでニュースを聞いたりした時に、新聞を読んでいれば、「あのことだ」とピンと来ます。

地元の新聞を読めば広告を見て、「あしたはここへ行ってみよう」となるかもしれません。

海外旅行をして地元の人と会話ができれば、楽しいことは間違いありませんが、英字新聞をすらすら読める実力があれば、さらに海外旅行を楽しむことができます。実のある会話をするためには、読んで知識を入れる必要があります。会話力より読解力の方がはるかに重要なのです。