2015年6月12日金曜日

「英会話ができるようになりたい」は不適切な目標

「英会話ができるようになりたい」と思っている方はたくさんいるはずで、このような方のお手伝いをするのも、僕の仕事です。「英会話ができるようになりたい」という希望を持つのはいいことなのですが、どのレベルになったら「英会話ができるようになった」と言えるのでしょうか。

「日常の会話が英語でできるようになればいい」ということを簡単に考えている方がいるかもしれませんが、「日常会話が英語でできるようになる」ということは、専門的な話を全くしなかったとしても、「おはようございます」から「お休みなさい」まで、全部英語で言えるようになるということです。「2歳〜3歳の子どもがしゃべる日本語を、全部英語に通訳できますか」ときかれたら、どれだけの方が自信を持って「はい」と答えられるでしょうか。

「英会話ができるようになりたい」というのは、あまりにも大雑把で、目標としては適さないと思います。「あなたは英会話ができるようになりましたね」とだれが中立的な立場で証明してくれるのでしょうか。僕はこのような大雑把な目標ではなく、数字で表せる目標を立てます「英検の◯級に合格したい」、「TOEICで◯◯◯点取りたい」という目標の方が分かりやすく、適切だと思います。例えば英検で、3級→準2級→2級と合格していけば、証書が届き、公的な団体が実力が上がっていることを証明してくれることになるのです。

本当に「英会話ができるようになりたい」と思うのであれば、「どうしたら早く英検の1級に合格できるのか」ということをまずは考えるべきです。

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