2024年1月9日火曜日

早稲田大学に通うY君から嬉しい感想が・・・

早稲田大学2年生のY君が、我が家に通っていた時の感想を書いてくれました。今日Y君からの連絡は全く予期しておらず、嬉しいことが書いてありました。


栗原さん、明けましておめでとうございます。ご無沙汰しておりますが、お変わりありませんか。僕はこの度、無事に成人式を迎えることができました。これまで何不自由なくやってこれたのには、周りの沢山の大人の方々の支えがあったわけですが、とりわけ勉強面においては、小学5年生の終わりごろから栗原さんのところで英語の勉強をはじめたのが最も大きなきっかけです。先生のカリキュラムは文法に特化しており、それが僕にはとても合っていました。「パズルを解くように」とよく栗原さんは仰いましたが、英単語はすべてパズルのピースと同然であり、その種類(=品詞)によって直後にはめることのできるパーツの種類も決まっています。このことを本格的な受験勉強よりも前の段階で理解できたのは、とても重要なことでした。どうしてその答えになるのかを文法書と辞書を参照しながら、筋道を立てて分かりやすく教えていただいたことで基礎がしっかりと固まり、複雑な応用問題に直面しても、基本に忠実に立ち返ることで正解に辿り着けることが多々ありました。それが大学受験での第一志望合格に大きく影響したとおもいます。

 また、英和辞書を引く、という経験も大きかったと思います。毎回の授業で最低30回くらいは辞書をひいたと思いますが、膨大なページ、文字数のなかから必要な情報をすぐに見つけるようにする訓練というのは、長文をスキミング、スキャニングして読めるようにする応用力にも大きく貢献しました。大学に入学してからは期末レポート作成の参考文献として本を読む機会が増えますが、小説や漫画といった普段の読書生活では目に触れない、厚くてやや難解な内容の本を何冊も読むことに対しても、抵抗が少なかったように思います。2000ページ以上もある、しかも母語でない言葉がびっしりと書かれた本を、毎週読んでいたわけですからね笑
 中学・高校の勉強のなかで最も大事な教科は、文系・理系に関わらず英語と数学だと僕は思っています。とりわけ英語は、パズルのピースを解く力、すなわち「論理的思考力」に加え、根気よく長い文章を読んで作者の意図を汲む「読解力」も必要な、総合格闘技のような科目だといえます。栗原さんの指導は、その両輪がうまく噛み合うように、難しい問題に立ち会っても常に基礎に立ち返れるように、とても丁寧にカリキュラムが組まれたものであったと今では理解できます。栗原塾は人によっては、非常に地味と思えるかもしれません。しかし、地道で継続的な訓練の先にのみ、何にも代えがたい実りがあります。これは名言でも何でもなく、僕が6年近く栗原さんの元で勉強するなかで、実感をもって学んだもっとも大切な教訓です。栗原さん、長い間のご指導、ありがとうございました。これからもお身体にお気をつけて、また会える日を楽しみにしています。

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