2015年4月6日月曜日

「先生」では軽すぎる

教育現場では、教職員がほぼ全て「先生」と呼ばれています。校長や教頭はわかるにしても、他の教師が一律で「先生」と呼ばれてしまうと、だれがどのような役職なのか分からず、軽く聞こえます。

相撲の世界で見ると、十両以上の力士は全て「関取」ですが、番付が一枚違うだけで、だいぶ差があるようです。例えば白鵬も確かに「関取」ではありますが、白鵬を「関取」と呼んだら失礼で、「横綱」と呼ぶのが適切だと思います。白鵬にしても「関取」と呼ばれるより、「横綱」と呼ばれた方が気持ちがいいと思います。

先場所、十両の力士は28人で、幕内の力士は42人いました。つまり関取は70人いましたが、この中で「横綱」と呼ばれるのはたったの3人だけです。

相撲界で番付を一枚上げるだけでも、相当稽古をしなければならないと思います。相撲界だけではなく、企業などの組織の中でも、課長〜部長〜取締役〜社長と昇格するのは大変なことだと思います。

役職名で呼ぶことは、その人の努力や地位を認めることにもなると思います。もし僕が大学で教授に会う機会があったら、「◯◯教授」とお呼びすると思います。この方がずっと重く聞こえます。「◯◯先生」というのは軽く聞こえます。

学校教育の現場では、「◯◯先生」という呼び方は廃止して、「◯◯校長」「◯◯教頭」「◯◯教務主任」「〇〇主幹教諭」などという呼び方が適切だと思います。



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