ニュージーランドの大学で勉強して頃、1年目はキャンパスにある学生寮に住んでいたので、朝食から夕食まで、寮の食堂で食べました。寮には200人以上が住んでいました。毎日200人と会話したわけではありませんが、数10人とは英語で会話しました。英語で会話をすることに何の違和感もありませんでした。
早朝キャンパスにあるスポーツクラブで運動して、朝食を食べて、授業に出て、寮に戻って来たりして、1日の大半は英語での生活でした。
その当時はインターネットなどなく、テレビをつけても英語、ラジオをつけても英語でした。買い物に行っても英語、授業に出ても英語、論文を書くのも英語で、英語漬けの生活を何年か続けました。
同じ大学に日本人の生徒もいたので、その時だけは日本語を話しました。
Eメールのない時代に、日本に手紙を書く場合は、もちろん手書きです。普段日本語を書くことがなかったので、ひらがなすら忘れました。
ニュージーランドから日本に帰って来て、そろそろ18年になります。帰国後、通訳学校などに通ったことで英語力が伸び、今も毎日英語を使っていますが、ニュージーランドに住んでいた頃と比べると、英語を話したり、読んだり、聞いたりすることが減ったのは確かです。
英語圏の国に何年住んでも、日本人とばかり過ごしていたら、いつになっても英語はできるようにはなりません。逆に日本にいながらにして、目的意識を持っている人は、英語ができるようになります。
ただ自分が海外に住んでいた頃と比べると、現在は英語を話す相手は限られ、英語を使う機会が減ったことを、少し残念に思います。
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